米国における企業再生とM&A戦略 〜日経産業新聞フォーラム2009より
日経産業新聞主催、フーリハン・ローキー、BINGHAM協賛で米国M&Aのセミナーがあったので参加してきました。
最初に伊藤元重さんの話があり、日本は今後もデフレが続き、日本経済は外国(輸出)依存だということ、その先が新興国の特に中国などが中心となっているという話でした。
その後、フーリハン・ローキー社とビンガム社から米国M&Aの現状についての話で、やはり昨年の金融危機以降、一気に件数も額も減っているという状態。しかしながら、倒産件数も断然増えていて、倒産する会社へのM&A案件も増えているとのことでした。身近なところでは、リーマン・ブラザーズの北米をバークレイズ、アジア、中東を野村證券が買ったということケースが典型例でしょう。
今後、日本経済はデフレが続き、円高が続くとしたら、内需には頼れなく、外で販売するなり、ビジネス展開をするしかない。しかしながら国際競争力では、残念ながら日本企業はかなり低いレベルなので、この円高で米企業が弱っている中、キャッシュリッチでグローバル戦略を広げていこうという日系企業は、ビジネスチャンスである。
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