ドル離れ、円高一段と

 これだけ円高が進むと、どうしてもドルは大丈夫?、ドル安が進むからドル資産は持たない方がいいんじゃないの?という声をいただくので、この日経の記事からこれからの為替について話したいと思います。

 今回の円高要因は日米の短期金利の逆転というのが挙げられています。まあどっちもゼロ金利で、0.0?のところを競っても・・・とは思いますが、とりあえず逆転しました。

 皆さんが知りたいのは、これから円高が進むのか?という一点でしょう。そこで円高になる要因を挙げてみようと思います。円が高くなるということは、日本という国がその他の国に比べて魅力にならなければなりません。では魅力なところを挙げてみましょう。

・・・

・・・

・・・

えーっと・・・トヨタの電気自動車?

他にあるでしょうか?
正直思い当たらないので、あったらぜひ教えてください。

では逆に円が売られる要因、つまり日本という国が魅力がないと思われる要因はなんでしょう?

1)国の莫大な借金(国債発行残高)

2)労働人口の低下(高齢化社会)

3)資源のない国

4)日本企業自体に国際競争力がない

5)政治不安

6)デフレ

7)私営銀行の不良債権(これは今やどの国でも同じですが)

8)保守的な政策(規制緩和の遅れ)

などなど、ネガティブなことを言いたい訳ではないのですが、色々出てきます。つまり、円高が進んだとしても、これ以上の極端な円高は考えづらいということです。たしかに政府も今なおマクロ的政策を一切語らない辺りから見て、今後も引き続き後手後手の政策が続くと思います。為替介入をしたとしても、小手先の物だけで、しっかりとした軸のある政策は取らないと思います。しかしながら、それでも中長期的(5年〜長期)スパンでは円高も考えられないでしょう。

 今回はドル独歩安ということで、ドルだけの話をしまいしたが、ユーロや豪ドルはまた別の見方となります。また次回別の機会で書いてみようと思います。

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