デフレ基調「10年越し」

 1998年以降物価は下がり続けているらしい。賃金、GDPとなるともう92年の水準。98年といえば、私がちょうど大学へ進学した年。つまり私にとって社会や経済に関心を持っている間は、ずっとデフレだったことになる。

 なぜデフレでダメなのか?物価が下がるということは、物が安く買えるようになるのだから、消費者にとってはいいのではないか?と思われる方もいると思うので、ここでマクロ経済学のおさらいをしておきましょう。

 企業は物を売ってお金を稼ぐ。その稼いだお金を従業員のボーナスや昇給によって、従業員に還元する。従業員は将来もしくは今給与が増えれば、その分何か欲しい物を買う。すると商品は少し高くても買ってもらえるようになり、企業側も値上げができる。これがインフレである。

 この逆がデフレ。つまり、給与が上がらないし、いつリストラにあうかもわからないので、今は何もせず貯めておこう。誰も消費をしなくなるので、企業は値下げするか、PBブランドのように安い物を作るしかない。結果デフレになる。

 つまり景気の善し悪しが、物価に大きく影響しているのである。ここまできくと、インフレの方がいい!と思うでしょう。

 中国のようにGDPで年10%成長を続けていれば、不動産バブルや所得の格差などが問題になりますが、今の日本は真逆です。前回のブログでも書きましたが、これからまだまだ雇用の不安定が続けば、物価はもっと下がります。

 外需に頼るといっても、こう円高が続いては、誰も日本の高い商品を買ってもらえません。政府には円安政策を取るのか、内需刺激策を取るのか、何をするのかをハッキリ示して、行動をしてもらいたいものです。

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