2010年、日本のIPO件数は22社
2010年の日本のIPO(新規上場)件数がたった22社にとどまった。MBOや自社株買いを進めているところを見ると、市場の活性化という真逆で、よくわかってもいない株主にうるさいことを言われるくらいなら、自分たちの身の丈に合った経営をしていこう、という動きが強くなっているように思える。
世界はといえば、新興国を筆頭に市場化路線まっしぐらである。特にすごいのが中国。昨年だけで479社が上場。世界の資金調達額の45%に及ぶ。
2位米国、3位韓国、4位インドで日本は10位。マレーシア(32社)、シンガポール(26社)よりも少ない。
世界のお金がどこに集まっているのか、これを見ただけでもとてもわかりやすい構図となっている。