【資産運用Q&A】ドルコスト平均法の売りタイミング

<Q.>
 インデックスタイプの投資信託をドルコスト平均法に従い購入していこうと考えています。ドルコスト平均法は定額で購入し続けることで購入平均価格を下げる(平準化)ことができますが、逆に言えば売却する際は定量(同じ口数)で売却し続ければ売却平均価格を上げることができる気がするのですが、正しいでしょうか?
 定額購入と定量売却を(ほぼ)同時に行なうことでドルコスト平均法よりも有利に運用できるのではと思うようになってきましたが、不安があり質問させていただきました。

 もちろん購入>売却で、着実に口数は増やしていきます(売却分を多めに購入する金はあります)。買うのはいいのですが、長期運用目的の商品は売り時が難しいなと感じています。高値で売り抜けられればいいのですが、出来る限りリスクヘッジできればなと考えています。


<A.>
◯◯さん、はじめまして、投資アドバイザーの河合といいます。

売却も定量でしていこうという考えは初めて聞きました。面白い発想をされますね。

たしかにそれも意味があるかと思いますが、残念ながら売却も毎月自動的にやってくれる仕組みはないかと思います。つまりは毎月一部解約の指示をご自身で覚えておいてしなければいけません。根気のある方なら可能かもしれませんが、もともと積立投資というのは、あまり投資のことを考えず自分の本業をしていても、ドルコスト平均法で安定した資産形成をできる、というのが主旨なので、積立に関してはそこまで考えない方がいいのかもしれませんね。

逆にポイントとなるのは、

・その積立自体が本当に長期で保有していていい資産なのかどうか?
・株式・債券だけでなく、コモディティ(金など)、ヘッジファンドにも積立をできるかどうか?

というのを確認して、長期(〇〇さんであればまだお若いので20年、30年など)で複利運用で投資できうる積立なのかどうかを見極めてください。

私の知る限りでは、国内の積立ではそれは不可能なので、海外での積立をご紹介しています。

ご興味ありましたら、またいつでもご連絡いただければと思います。
よろしくお願いします。


会長&投資アドバイザー
河合 圭

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