大地震後の相場
まだまだ安心ができない今回の地震であるが、金曜引け前に一番最初の地震が東北地方で起こったすぐ後、まずトヨタなど日本株の売り。一方建設会社などの株が上昇したのだが、日経平均株価は当然のように下げたまま終わった。週末を挟んで今日市場が再開され、NYで日本株が売られていたとおり、日本株は売り一色。日経平均株価は633円安の9620円まで下げた。
一方で日本株売りとともに円安になると見られていた為替相場は、生保や損保などの外国資産売却で将来のためのキャッシュポジションを作る動きと、個人投資家のリスク資産(海外資産)回避をして円を買い戻す動きのほうが強く、結局少し円高になる形となった。今現在の為替相場はこちら。
USD/ JPY : 81.80
EUR/JPY : 114.00
AUD/JPY : 82.56
GBP/JPY : 131.64
ほとんど地震前と変わっていない。
地震もまだまだ続くことも予想され、また家族を探す東北の人たち、その日を一生懸命生きる姿をTVを通じて見ていると、お金のことなど考えていられないという気持ちも正直ある。ただ私はプロフェッショナルな投資アドバイザーという立場から、今の個人投資家が置くべきポジションはできる限り明記しておきたいと思います。
日本株、海外株、新興国株:売り
ハイ・イールド債券:売り
先進国債券:そのまま
新興国債券:売り
金などコモディティ(商品)資産:買い
不動産(REIT):売り
ヘッジファンド:買い
外貨:そのまま
個別に保有している資産の相談をされたい方は、いつでもこちらからどうぞ(無料)。ちゃんとしたアドバイスを差し上げられるようできる限り詳しくご記述ください(銘柄名、投資金額、損益、投資意向など)。
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