日本人にとってのプライベートバンク

こちらの本を読んで、トヨタのレクサスが成功するかどうかはあまり興味がないのですが、プライベートバンクのクダリが面白かったのでご紹介しようと思います。


トヨタ・レクサス惨敗―ホスピタリティとサービスを混同した重大な過ちトヨタ・レクサス惨敗―ホスピタリティとサービスを混同した重大な過ち
(2006/06)
山本 哲士、加藤 鉱 他

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著者が自分も愛用しているスイスのプライベートバンクに友人数人を連れて行った時のこと。'プライベート'バンクなので、当然現地ではそれぞれの資産の話をプライベートにするために、バラバラの部屋に入って担当者(プライベートバンカー)から話を聞きます。彼らは友達ではあるけれど、資産の状況も同じなんてことはありえません。ある友人にとってのプライベートバンクの価値と別の友人にとってのプライベートバンクの価値は違いますし、預け入れる金額も違うでしょう。

面談が終わった後、落ち合った時に悲劇が起こります。彼らはせっかくプライベートバンカーが'プライベート'に話をしたにも関わらず、その友人は一緒に話した内容をシェアしだしたのです。そこで出てきたのが手数料や金利の違い。金額や求めるサービスによって手数料や金利が変わってくるのは当然のこと。それを自ら'一律'のどこにでもある商業銀行と同じサービスを求めたのです。つまりそもそもプライベートバンクなど必要な顧客ではないということです。むしろ資産家にも一般人(預金をしてお金を引き出して使うだけの顧客)にも何も変わらないルール通りのサービスを提供してくれる日本の銀行のようなところが良かったということです。

次に別の小さなプライベートバンクを紹介しました。そのプライベートバンクは大手の商業銀行系プライベートバンクと違い、プライベートバンクを専門でやってきているので、社長自らが顧客に会って話をしてくれます(というか顧客がしたいことを聞いてそれを実行してくれる)。しかし英語を話せない日本人の友人は、この社長自らが'プライベート'にしてくれることよりも、大手の商業銀行系日本人スタッフが日本語でしてくれるサービスを好みました。

最後に日本へ帰ってきた時、誰かに相談したかったのでしょう。お金の相談ということで、自分の会社の顧問税理士に相談しました。税理士は多くの場合、日本の税制に基づいて税金の申告をすることが業務です。海外のプライベートバンクの活用法など知る余地がありません。けれどその税理士が言ったネガティブ発言を基に、結局プライベートバンク自体開設することをやめました。「知らないことはやめておこう」というだけの理由です。

「引き寄せの法則」とよく言いますが、まだ彼らにはプライベートバンクは必要なかったのでしょう。スイスのプライベートバンクというものがまだどういうものか漠然としている方はまずこちらの『スイスプライベートバンク入門書(マニュアル)をご一読ください。個別にあなたにこの口座が必要かどうかは'プライベート'なことなので、またお気軽にご連絡ください。

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