日本とスイスの年金保険期間の通算可能&2重加入解消
日本人がスイスに移り住んだ時、やはり不安になるのが年金保険。せっかく今まで日本国に支払ってきた年金保険料が無駄になってしまわないかどうか、です(そもそも日本に将来年金を支払う余力があるかどうかはここでは述べない)。
しかしこの不安が2012年3月に解消されることになりました。日本とスイスの保険期間が通算できるようになったのです。つまり日本で15年保険を支払ってきて、スイスへ移って10年間スイスへ払い続ければ、通算で25年払い続けたことになり、年金受給が受けられるということです。
最終的にどちらの年金として受け取るかどうかについては、その時にどちらに住むかで考えればいいことですが(その後の支払い能力から考えるとスイスの年金制度から受け取ったほうが断然いいとは思うが)、スイスで受け取ることも日本で受け取る事もできます。スイスで受け取る場合は、日本円をその時のスイスフランに換算してスイスフランで受取。日本で受け取る場合は、スイスフランをその時の日本円に管さんして日本円で受取です。
ちなみにスイスの老齢年金は男性65歳、女性64歳から受け取る事ができます。
またこれに伴い、社会保障制度(年金制度、医療保険制度)の2重加入も解消されました。
基準は5年。5年以上スイスにいると見込まれればスイスの精度に加入し、5年を超えないと見込まれれば日本の制度に加入します。日本での手続きは年金事務所となります。
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