信金に初の公的資金注入

2000年前後から銀行の不良債権を減らし、公的資金を返済させようと計画的にやってきた日本だが、ここに来て逆に公的資金を注入しなければいけない自体になってきた。対象は被災地の4信金。

宮古信金
石巻信金
気仙沼信金
あぶくま信金

金額にして全部で400~500億円規模となるそう。

そもそもなぜ公的資金を注入しなければいけないかというと、銀行業というのはお金を預金者から預かり、それを会社に貸しつけて利ざやを稼ぐ会社。今回の震災よって、預金者はお金を銀行から引き出し、会社も今まで通りの操業ができなかったり、むしろもっと借入が必要だったりと不良債権化し、その間に立っている銀行がキャッシュレスになってしまうことで、お金を国から借りることになる。これが公的資金注入である。

今回の震災を受け、すでに仙台銀行(300億円)、筑波銀行(350億円)が公的資金注入を受けている。もちろん将来返さなければいけないお金とはいえ、国から借りているということは国にお金がなくなるということである。そもそも国にお金ってあっただろか?そう、その国自体も自転車操業で、新しく国債を刷って借金を繰り返している状態である。

さてこの状態を見て、皆さんは自分のお金を入れておくならどこが安全だと思いますか?

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