世界の銀行の株式時価総額ランキング
まずはこちらの世界の銀行の株式時価総額ランキングをご覧ください。
中国工商銀行:2250億ドル
HSBC:1350億ドル
ウェルズ・ファーゴ:1300億ドル
イタウ・ウニバンコ:800億ドル
コモンウェルス:770億ドル
サンタンデール:640億ドル
トロントドミニオン:620億ドル
三菱東京UFJ銀行:600億ドル
ズベルバンク:550億ドル
UBS:430億ドル
ドイツ銀行:340億ドル
インテーザサンパオロ:250億ドル
いくつか特長があると思うが・・・
1)欧州銀行が欧州危機で下落
2)新興国の銀行が上位に台頭
3)それでも日系企業は1社のみ
そして時価総額だけでは計れないのが、さらに厳しくなるバーゼル規制(国際銀行規制)で重要となる流動性資産の比率。日本の3メガバンクの預金に対する貸出比率は65~79%と世界では高い水準にあるため、以前は「ムダな経営」と言われていたところが、最近では逆に良いとされる。欧州銀は貸出を渋り、自己資本比率を高めるよう躍起になっているところだ。
さて皆さんのお金はどこに預けてありますか?このようなランキングの中で、どうして三菱東京UFJ銀行だけなのですか?むしろもっと市場からは評価の低い銀行に預けていませんか?何をもって安心だと思っていますか?今なら簡単に中国工商銀行の口座もHSBCの口座も開けられます。そこではなく日本の銀行だけに預けている理由は?知らなかったとはいえ、それもまた一つの選択を知らず知らずのうちにしているわけですから、その理由もご自身でハッキリ言えるようにしておきましょう。
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