買われる国債、売られる国債
ギリシャ、イタリア問題から、各国国債が売られ、金利が上昇しているように思えますが、実際はすべての国債が売られているわけではありません。売られる国債もあれば買われる国債もあるのです。こちらがそれぞれの国です。
債券が売られ債券価格が下がれば、利回りは上昇するということを理解してご覧下さい。
<売られる国債>
フランス:3.16%→3.2%
スペイン:5.51%→5.82%
イタリア:6.02%→7.25%
ギリシャ:23.24%→27.63%
<買われる国債>
日本:1.04%→0.96%
ドイツ:2.18%→1.72%
米国:2.32%→1.96%
英国:2.61%→2.18%
(2011年10月28日→11月9日)
(10年国債)
要はなんでもかんでも債券なら駄目だ、という話でもありません。また売られている国債の特長としては・・・
・金利が高い国
・欧州危機に関連のある国
・景気が比較的悪い国
逆に買われる国の特長としては・・・
・金利の低い国
・比較的安定している先進国
・景気が比較的良い国
です。
皆さんの投資でもこれを理解しておけば、「買われる国債」を買っておけばいいということですね。。