シャドーバンキング資産が60兆ドル(約4600兆円)に
シャドーバンキングと呼ばれる銀行以外にある金融資産(ヘッジファンド、政府系金融公社、ETFなど証券化商品など)の資産が2010年時点で世界で60兆ドル(約4600兆円)という集計が出た。これは世界全体の銀行にある資産の2/3に匹敵する。
過去の統計を見てみると2002年にはたったの27兆ドルなので、たった8年で2.2倍になっている。背景には・・・
・ITによる金融工学の急激な発展
・経済のグローバル化
・世界的マネーのハイリスク化
が挙げられるが、ここに来てさらに厳しいバーゼル規制(自己資本比率を9%以上にすること)が敷かれて、高リスクに傾くのを抑える動きがある。
ただ世界的に高リスクへ傾斜といっても、シャドーバンキングの世界の50%(半分)が米国、その次の英国が10%ということで、基本的にはアメリカの問題とも言える。
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