グローバル・ソブリン・オープン(グロソブ)がイタリア国債組み入れ比率を0%に
毎月分配型の火付け役となった国際投信のグローバル・ソブリン・オープン(毎月分配型)(通称:グロソブ)だが、このファンドもイタリア国債を3.7%(800億円)保有していたそう。そしてこれを11月7日までにすべて売却。今の保有比率は0%になっている。売却した資産は日本国債、豪ドル債に振り分けている。
※グローバル・ソブリン・オープン(グロソブ)についてはこちら
ファンド全体の直近の残高は2兆1000億円。これだけ基準価額が下落して、先進国の金利もつかないというのに、いまだに国内最大のファンドである。
先月まではギリシャ、今月からイタリア、その後もポルトガルやアイルランドなど課題がまだまだ残っている。そもそもグロソブとは、世界のソブリン債(格付けが高い債券)に投資しているから安全ですよ、とただそれだけで銀行窓販で成功したファンドである。今のこの状態は安全ですか?
同様に皆さんが保有している他の債券ファンドの中身も見てみなければいけない。欧州債券が入っていたら、できるだけ早く売却をしましょう。
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