MBOが今年はすでに15社に
近年、IPO(株式公開)と逆にMBO(非上場化)が増えている。ライブドアが株式分割でどんどん時価総額を大きくしていった頃はIPOブームで、どれを買っても上場すれば97%の確率で儲かっていた。しかし最近は上場したとしても公募価格割れが続き、その後の株価も低迷。けれど株主に対する説明責任が発生するので、IRなど大きなコストと時間が割かれるというのが現状。だったらいっそのこと非上場化したほうがいいということである。
以下が今年の主な大型MBO。
ワークスアプリケーションズ(JASDAQ)
カルチャー・コンビニエンス・クラブ(東証1部)
アートコーポレーション(東証1部)
マスプロ電工(東証1部)
立飛企業(東証2部)
新立川航空機(東証2部)
バルス(東証1部)
日本医療事務センター(東証2部)
見てわかるように、新興市場の上場廃止ではない。東証1部、2部の上場廃止が増えているのである。
なんのためにライブドアを槍玉にしたのか。日本の株式相場を悪くさせるためにしたかったのか。結果、国も税収が減って国債(借金)を返せなくなり、公務員削減で自分たちの職さえ危うくなるという始末。国民にとっても何もいいことがなかった。一時、マスコミが騒ぐネタにできたという程度。
日本という国はどこへ向かっているのでしょうか。
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