日本政府の保有株
日本政府が保有する政府保有株。なんのために保有しているかというと、株主で在り続けることで、経営に関与するため。完全に民間に任せてもいいビジネスであればいいが、以下のような公共性のある事業に関しては、ある程度は政府から口を出したいということで長年保有し続けてきた(元々は日本政府の事業)。
東京メトロ:1000億円
JT:1兆7000億円
国際石油開発帝石:4740億円
石油資源開発:920億円
日本郵政:9兆6000億円
良く言えば民間が利益だけを重視して事業をしていかないように、公共性が保たれるように、ということなのだが、悪くいえば大株主として役員や嘱託社員などを派遣することができる、ということである。そう、官僚の天下りである。
私は小さな政府という考え方に賛成で、なんでも規制や国が意図することで物事が決められ、ほぼ独占に近い状態でサービスが向上せず、価格も安くならず、偉そうな態度を取っているスタッフ、というのが大嫌いです。
今回、復興財源として約10兆円を捻出しなければいけないという状況になってしまい、国はJT株をすべて売却するということを発表しました(もっと前ならもっと高く売れたのに)。私はこれにも賛成です。自分がタバコを吸わないからではありませんよ(笑)。
次は日本郵政ですね。。
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