外国人投資家の日本国債保有額が過去最高水準に

外国人の日本国債保有額が過去最高水準の66兆8600億円となった。今までの過去最高は2008年9月のリーマン・ショック時に67兆700億円。日本国債の発行残高が901兆円。そのうち外国人投資家の保有分がこれだけ、ということである。

それ以外の日本国債を保有する投資家は以下のとおり。

金融機関:65.4%
政府、公的金融機関:11.9%
中央銀行:9.1%
外国人投資家:7.4%
家計:3.4%
その他:2.8%

過去最高水準になった外国人投資家はそれでもまだ7.4%。外国人投資家にとっては、世界中の通貨が安くなってしまい、日本円くらいしか資金を逃避しておくところがない、という状態で日本国債を購入している。しかしながら日本国債に魅力があって投資しているわけではないのは明らかである。理由は以下のとおり。

1)ゼロ金利
2)低い格付け
3)900兆円という国債残高
4)解消される見込みのない政治不信

それでもなお日本国債を購入しようというのはまさに一時的「逃避」でしかない。リスクを取れない今だからこそする行動といえる。

もう一つ、上記のとおり日本国債の保有比率はほとんどは日本国内の投資家、及び金融機関だということがはっきりしている。彼らの投資行動(投資といえるのかどうかはともかく)は、リスクを取らずただ現状維持しておけばいいだけ、という姿勢なので日本国債を保有し続けることも大方予想できる。日本国債が売りにかけられない(かけられたとしても外国人投資家の7.4%程度)とわかっているから、資金の逃避先となるのである。

結果、これが円高を引き起こしている要因となり、世界のリスク許容度が高くならない限りはこの円高も解消されない(日本ができる政策はないため)。日本人投資家はただただ世界の状況を指を咥えて見守るしかないということであるが、その間に何を準備しておくかでその後の未来が変わることになる。

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