ガンドラック氏運用ファンドが設立1年4ヶ月で資産残高100億ドルに
TCWグループを解雇されたジェフリー・ガンドラックが設立したDouble Line Total Return Bond Fundが設立後たった1年4ヶ月で資産残高100億ドル(約7700億円)の大型ファンドとなった。
運用成績は債券型のアクティブ運用。
そしてこのファンドの成績は過去1年間のリターンが12%となり、ほとんど同系統ファンドの運用成績の中でトップとなった。
通常、100億ドルの資金を集めるにはもっと時間が必要になる。それをたった1年4ヶ月で成し遂げたことは素晴らしいことだと思う。対して日本で1兆円を超えるファンドとなると、運用成績は全然良くなく、リターンどころかマイナス運用。逆に言うとそれでも1兆円もの資産を集めてしまう証券会社のマーケティングと日本の個人投資家の金融リテラシーの低さの証明とも言える。
海外ではこうした数字が正当に評価され、良いリターンを出しているから良いファンド。一度投資したら中長期保有できるから投資をする、という概念が出来上がっているのが日本とは違う所。日本のように損をするために投資をするという思考は私にはまったく理解出来ないのだが、それでいいと言われる(言わないにせよ行動している)のだから私が敢えてお節介やくこともないということである。
日本の個人投資家の大多数が運用でリターン(マイナスor0ではない)をあげることなどずいぶん先の話だろう。