ブラジル関連投信、98%が運用損
7月に入ってから、ブラジル関連投信(株式、債券)の基準価額が大幅に下落している。先週までで下落をしたのが112本中110本で98%がマイナスになっている。10%以上下落を見ると71本で63%つまりブラジル関連に投資をしていた人はほとんどが損をしている、という状態である。
今までどれだけの人が投資をしてきたかというと、この1年間のブラジル関連投信への資金流入がなんと2兆7000億円。全体のファンドの約5割(半分)がブラジル関連投信へ流れこんできたということである。
しかし今の現状はご覧のとおり。人気のあるファンドが良い成績というわけではないいい例である。
各資産の下落幅は以下のとおり。
<株式>
ブラジル:-14%
日本:-9%
米国:-9%
中国:-6%
<通貨(対円)>
ブラジル:-7.8%
ドル:-4.6%
ユーロ:-6.1%
つまり仮にブラジル株へ投資しているとすれば、-14%と-7.8%が同時に来て-20%をゆうに超えているということである。ブラジルレアル債券へ投資をしていれば、株安はないにせよ、金利が上昇して債券価格は下落しているはずなので、為替以上にマイナスになっているということである。
あなたはブラジル関連に投資していませんか?
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