ジョージ・ソロスがキャッシュ比率75%に
255億ドル(約2兆円)を運用するクオンタムファンドで知られるジョージ・ソロスが今年6月までの成績で-6%という成績だったため、一度さらなる良い投資機会を模索するためにポジション解消を命じた結果、キャッシュ比率が75%に達したということ。
ヘッジファンドというと「買い」と「売り」を両建できるため、どんな相場環境でも利益追求をしていくイメージがあると思うが、実際はこのように必要な時にはキャッシュポジションにして何も投資をしない、ということも行うのです。
これは日本の個人投資家にもとても良い教訓になります。つまりなにもしないことも投資なのです。別の言い方をすると、いくら損をいても、これ以上損が拡大するようだったらすぐに売却すべきなのです。もう一つ違う言い方をすると、いくら毎月の分配金が入ってきてても、基準価額が下がっているような投信はできるだけ早く売却すべきなのです。
自分に当てはまると思った方は、私の本をどうぞ。もっと詳しく書いてあります。増刷中なので、8/1からamazonでも販売再開になります(現在売り切れ)。
資産運用で損をしたら読む本 (2011/07) 河合 圭 商品詳細を見る |