個人投資家の外貨預金残高が5年ぶりの高水準

個人投資家の金融資産が日本円から外貨へ大きくシフトしている。5年前(2005年頃)に一度外貨ブームがあり、その後金融危機等による円高で皆損をしているのだが、ここに来てその5年前の水準よりも多い外貨預金残高となったよう。

要因を整理すると以下のとおり。

1)高金利(豪ドル)

2)円高局面

3)外貨建て投信

1)2)は投資行動としてはまっとうな話である。長引くゼロ金利と今後もゼロ金利解除をできる見通しなど全くない政治状況。金利がゼロということは、お金はどんどん取り崩していくだけということなので、誰だって危機感が生まれる。

2)についても、ほとんど投資経験のない人に聞いても(というより聞かなくてもむこうから)、「今、円高だよね?」と言われる。おそらくTVでマスコミがそれだけ騒いでいる(私はTVを見ないのでわからないが)からだと思うが、その意識を持つという意味では役に立っている(笑)。

ただ3)の外貨建て投信が出てきて、為替ヘッジプレミアムという金利収入を受け取れるからということで、安易にブラジルレアル建てで投資をしていたりする。その年率リスクは30%をゆうに超え、株式と近いリスクとなっているにも関わらずだ。通常毎月分配型で運用している個人投資家は、そんな大きなリスクを取りたいわけではないと私は理解している(仕事柄、クライアントや相談を受ける内容を見る限り)。そう、毎月分配型とは要は毎月金利収入がもらえるという商品であり、金利収入がある程度貰えれば、元本はトントンであればそれでいい、という感覚の方が多いのだ。しかし現実は真逆。年率リスクが30%を超えているということは、1年という期間では平均で30%下落することがある、という意味なのである。当然、1年間しか運用しない人はむしろ少ないので、数年間運用したとすれば、「30%×α」平均で下落するということである。

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早く日本の個人投資家が、皆自分で考え、自分の意志で投資をできるようなレベルになれるといいですね。

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