ゆうちょ銀行、海外投資急増
世界でも最大級のゆうちょ銀行の資金(約175兆円)が、今までは民営化されていなかったため、日本国債という麻薬に中毒漬けされていたのだが、ここ数年で海外資産への分散投資を拡大している。
2010年には半年間でなんと3兆円を投じ、残高ももうすぐ10兆円に迫る勢い。全体の総資産が165兆円なので、全体に占める比率はそれでもまだ4%。他はすべて日本円の債券(国債、地方債、社債)と考えると、いかに偏ったポートフォリオかがよくわかる。
今後はこの残りの資産がどんどん海外へ流れていくことで、円安圧力となる(外貨を購入するので)。今までの運用では国内債券ばかりだったので、運用利回りがたったの1.11%だったが、日本最大の運用ファンドがどのくらいのリターンを稼げるのかが注目を集めるところである。
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