英バークレイズ、日本の富裕層ビジネスに参入
英銀行大手バークレイズは日本の日興コーディアル証券や三井住友銀行と合弁会社として「SMBCバークレイズ・ウェルス・サービス」というのを作っている。
バークレイズという会社をご存じない日本人の方も多いと思うが、イギリスで1690年創業の超老舗である。今はHSBCの次に大きな銀行である。最近だと金融危機の時に、リーマン・ブラザーズ北米部門を買収した銀行としても有名(アジア&欧州部門を買収したのが野村證券)。
さて、この合弁会社がどんな付加価値のあるサービスを提供してくれるのかはわからないが、対象は金融資産5億円以上の富裕層だという。
現在の人員はまだ32人。これを今後5年で2〜3倍にするというが、問題は人数ではなくサービスの内容であろう。今月にもメガバンク系証券会社が富裕層向けに人員を増やしていくことをブログにしたが、結局企業側が大きなロット(金額)の顧客だけ囲って、それだけ楽して稼ぎたいだけなのでは?と思うことが多い。
サービスが良くなれば、それだけユーザーにとっても良くなるということ。過去のメリルリンチやUBSのように、やったけどダメだったから撤退、ということだけはやめて欲しい。