バブル崩壊前後(日本)のGDP成長率

ちょっと昔のデータを見なおしてみましょう。本日はバブル崩壊前後の日本のGDP成長率です。

    名目  実質 (%)
1981   6.5  3.9
1982   4.4   3.1
1983   4.6  3.5
1984   6.7   4.8
1985   7.2   6.3
1986   3.6   1.9
1987   5.9   6.1
1988   7.0   6.4
1989   7.3   4.6
1990   8.6   6.2
1991  4.9   2.3
1992   2.0   0.7
1993   -0.1   -0.5
1994   1.4  1.5
1995   1.7   2.3
1996  2.3   2.9
1997   0.9   0.0
1998   -2.0  -1.5
1999   -0.8  0.7
2000   0.9   2.6
2001   -2.1  -0.8
2002   -0.8   1.1
2003   0.8   2.1
2004   1.0   2.0
2005   0.9  2.3
2006   1.5  2.3
2007   0.9   1.8
2008  -4.2   -3.7
(年)


もうご存知かとも思いますが、一応説明しておくと、「名目GDP」というのは実際のGDP値。「実質GDP」というのが物価の上昇分を引いた数字です。つまりいくら価値を産み出しても、物価も同じように上昇していたら、その価値は物価上昇分はイーブン(同等)になってしまうということですね。

さてこの数字を見て皆さんどう感じられるでしょうか?「懐かしい。あんな時代もあったな。」と思う方もいれば、私(今30歳)以降の世代のように、「こんな時代もあったのか。親父の時代はいい時代だったんだな。」という程度にしか感じられない世代もいるでしょう(笑)。バブル崩壊する頃はまだ小学生。経済の存在すら知らない時期です。しょうがないですよね。。

さてこの数字から見るに、1992年から完全に日本の成長は止まってしまっています。一進一退です。すでに18年も経過してしまっていますが、今だ状況は変わりません。それどころか景気対策のための公共事業投資(財政政策)、社会医療費の拡大(高齢化)、国債の利息分返済(自転車操業)などで、財政赤字はどんどん拡大し、今や当時のかるく倍以上になっています。外国人が「日本は今にも破綻するぞ」「アイルランド、ギリシャの次は日本だ」というのもまともに思えてきます。

証券会社や銀行で、「どの商品にしよう?」「どれが儲かりそうかな?」というのもいいですが、自分の国がこんな現状だということを認識して、増やす前に自分の資産を守ることも大事ですね。

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