個人向け国債 応募最低 865億円

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さてそろそろ日本国民も日本国債の魅力のなさに気づいてきたかな?それとも証券会社が手数料収入が少ないのと、売れないことがコンセンサス(常識)となり、販売しなければいかないというプレッシャーから解き放たれたのか(笑)。

ということで、今回10月の募集の個人向け国債の販売が過去最低となりました。3種類の個人向け国債があるのですが、全部で865億円の募集でした。

以前のブログで新しく3年物の個人向け国債が低金利で出てきたことを書きましたが、それは意外に健闘しているようです。

3年物:308億円
5年物:403億円
10年物:154億円

やはり日本国債を長く保有するというのは信用(倒産)リスクが大きいと考えているのでしょうか。それとも今のこの過去最低水準の金利が高いと思い、それで固定したいと思っているのでしょうか(3年物と5年物は固定金利)。後者だとしたら、まったく金融を理解していない投資行動となります。個人投資家の金融リテラシーの低さが問題なのか、販売側(銀行、証券会社)の金融リテラシーの問題なのか・・・。

日本政府(というより財務省かな)もこれで過去発行してきた国債の満期での返済金を工面することができるのでしょうか。また予算分の資金を用意するのに、税収の足りない分を補うことはできるのでしょうか。個人が買ってくれないなら、しょうがなく国内の銀行や生保に国債を新規発行するという手しかないのでしょうか。どうにもいらないものを押し付けるみたいで、いい状況には見えませんね(笑)。

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