ブラジル、海外からの債券投資課税を4%に引き上げ

現在、日本の証券会社や銀行でブームとなっているブラジルレアル建て債券投資。これに逆風の流れとなってきました。

今回ブラジル政府が導入したのは、ブラジル国外からブラジル国債に投資した際に特別に徴収していた金融取引税の税率を2%から4%に引き上げてきました。これは少ないように思えますが、投資としてはとても大きいです。なぜならブラジルの国債の金利が4年で7%だとしたら、そのうち最初の年は2%だったコストが4%になるわけです。そう、7%あったものがたったの3%になってしまいます。

通常、長期投資の債券運用。債券は満期まで保有すれば元本がそのまま(その通貨で)返ってくるので、比較的安全な資産として投資家は運用します。しかし問題なのは「投資信託」となった時です。投資信託になると、なぜか平均保有期間は1年数カ月と少なくなります。理由は販売会社である証券会社は早く売却させて、次の商品に乗り換えることで手数料をもらうことが仕事となっているから。一方で金融庁が決めている「短期売買(略して短売)」という基準は1年だからです。つまり証券会社の攻めと金融庁の守りの間で1年数ヶ月というのが平均保有期間となっているのです。

おかしいと感じましたか?そう、おかしいですよね。どこにも「顧客の考え」や「相場環境」という話がないのです。そもそも債券資産であれば投資信託であっても中長期投資できるはずですし、中長期投資しないのであれば、債券や投資信託のようなものではなくて、外貨MMFのようなもので保有していればいいのです(ブラジルレアルMMFは存在しませんが)。日本中の投資家(証券会社にとっての顧客)が皆1年がすぎると一斉に「売却しよう!」と思うのですか?思うわけがありません。明らかに誘導されているものがあります。

そしてこのような過度な海外からのブラジル債券投資が続き、ブラジルレアルという通貨そのものも高くなりすぎてしまったのです。今回、ブラジル政府はブラジルレアル高を懸念して、金融取引税を倍に引き上げてきたのです。

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