リーマンショック後の各国通貨
すでに2年が経過したにも関わらず、いまだ損を抱えたままの日本人個人投資家。そんな中、実は通貨だけであれば、リーマンショック前の水準をすでに抜いているということを確認しておこうと思う。
こちらが各通貨のリーマンショック後の騰落率。
ブラジルレアル:+9.5%
豪ドル:+22.5%
カナダドル:+11%
ノルウェークローネ:+5.5%
逆に下落しているのがこちら。
インドルピー:-5%
ロシアルーブル:-15%
中国人民元:-2.1%
韓国ウォン:-5.3%
香港ドル:-6.4%
上昇している通貨と下落している通貨の何が違うかというと・・・
・利上げ
・資源国
という点である。これはたまたまリーマンショック後これが要因となって動いたわけではなく、経済では普遍の要因となりますので、皆さんも今後は覚えておいてください。
しかしながら上昇率が高いということは同時にリスク(上下のブレ)も高いということ。例えばブラジルレアル。リーマンショック前からブラジルレアル建て債券投信がブームになっていたこともあり、ずいぶんブラジルレアルが買われていました。しかしリーマンショックの反動で多くが売られてしまったため、最も下落率が高くなってしまいました。そしてそこからの上昇率が+50%を超えているということですので、やはりそういった投資商品、ということです。
通貨や株、商品(投信など)などを見ていると、どうしてもその商品ありきの話ばかりになってしまいます。しかしそれは確実に失敗する投資の仕方です。そうではなく、まともな投資というのがこちら。
1)あなたはあなたの人生において投資によって何を達成したいのか?
2)そのためにはどのくらいのリターンが必要なのか?
3)後は今の相場と世界にある金融商品から、どれがあなたにとって最適かが自ずと決まります。
どうですか?あなたは今までできていましたか?証券会社や銀行ではこんなこと誰も聞いてもくれませんから、よっぽど独立した考えを持っている個人投資家しかできていないことでしょう。どうしたらいいか自信のない方は、まずはこちらのリアルタイム診断(無料)をどうぞ。
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