中国、人民元建て債券の運用解禁
中国が外資銀に人民元建て債券の運用を解禁すると発表した。
中国は2009年7月から人民元建て貿易決済を段階的に拡大しており、今回の債券投資解禁は、その人民元の運用先を提供する形になる。
中国の債券市場は約200兆円にも及び、そこへ現在8000億円ある人民元建て貿易決済の資金が流入しても大丈夫だろうという判断。
しかし個人投資家含む、投資資金の流入は防ぎたい考えで、あくまで人民元建ての貿易決済を対象にしているため、やはりまだ日本の個人投資家は人民元建て債券には投資できない。
唯一の方法としては、中国本土へ行って人民元建ての口座開設をすること。しかし口座開設をしたとしても資金をむこうへ持っていく手段がない。送金は中国政府によって禁止されているし、持ち込もうとすれば100万円以上は申告が必要。
上記の貿易決済の仕組みを使おうとすると、自分で貿易会社を香港で作らなければならない。さすがにそこまでして人民元へ投資をしたいという方はいないだろう。
ではこういったことを生業にビジネスをしている香港企業があるか?正直あると思います。しかし彼らをどこまで信用できるかも問題でしょう(笑)。