【第2回】オフショアファンドのパフォーマンス(運用成績)です。 | 【公式】資産運用相談ホームページ
こんにちは。河合です。
それでは皆さん一番関心の高いところの話をしましょう。
「オフショアファンドのパフォーマンスはいいと聞きますが、実際どのくらいのリターンがあるのですか?」
例えば、こちらのサイトをご覧ください。 これは国内では三菱UFJ証券や野村證券でも一部販売しているMan Investmentsという会社のHPです。
今から一緒に、ファクトシート(運用レポート)を取得する作業をしたいと思います。 (手間だと思われる方はとばしてください。。)
STEP1)
画面に「Other countries Institution」というウィンドウが表示された場合は、一番右下「Accept」を押します。 まずこれで、Man社のHPに入れました。 ここから見たいファンドを選びます。
STEP2)
画面上方にある「Prices & performance」を選択します。ページ左の「PROCES & PRFFORMANCE」の「VIST」をクリック。 次のページで右下の「ACCEPT」をクリック。
STEP3)
今日は「Man AHL Diversified Futures Ltd」というファンドを見ていただきたいので、 検索「Show prices and performance for…」 の下の「Enter Product name, ISIN number, Valoren,etc.」 というところで「Man AHL Diversified Futures Ltd」 と入力してください。 そしてEnterか「Search」をクリック。
STEP4)
次の画面に出てきたファンドの中の一番下「Man AHL Diversified Futures Ltd」という名前のところをクリック。
STEP5)
最後に、画面右手の「This month’s report」というところの「English」を選択。 これであなたも今日の目的の「Man AHL Diversified Futures Ltd」のFactsheet(運用レポート)が手に入りました。
どうですか?難しかったですか? 途中で断念したけど、どうしてもFactsheet(運用レポート)を見たい!という時は、個別に下記「お問合せ」より私までご連絡ください。
それではファンドの説明をします。 有名なMan社のオフショアファンドの中でも、マネージドフューチャーズと呼ばれる、要は「コモディティなどの投資対象トレンドのフォローをしている戦略」というファンドです。
英語で書かれていますが、見るべきところは数字とグラフ(チャート)。
まず2ページ目のPerfomance chartというところに設定来(運用開始をした時から)のチャートが出ています。
過去の話ではありますが、この期間であれば、あなたならどの投資をしていましたか? 「少しでもいいリターンが欲しい」という方はこのオフショアファンドがいいでしょう。
次に3ページ目を見てみましょう。 真ん中に「Historical Performance」というタイトルで、過去の毎月の成績が出ています。 毎月数%上下するだけなので、あまり変動は激しくないな、という印象を受けると思います。
そして一番右の列に「YTD(Year To Date)」というのがあり、これが年間の利回りを表しています。 1998年からの運用ですが、2008年まですべてプラスのリターンを出しています。
「なぜこれだけ安定したパフォーマンスを出せるのですか?」
はい、よく聞かれます。 このファンドは「ヘッジファンド」と呼ばれるファンドで、 あなたが証券会社や銀行で買っている投資信託と違い、「ヘッジ」をしながら運用しています。 「ヘッジ」というのは、「リスクを回避する」ということです。 どのように「リスクを回避する」かというと、常に「売」と「買」をすることによって、上下に変動した時の損失を抑えているのです。
「ヘッジファンドって、ジョージ・ソロスのように、乱暴に運用している印象があるんですけど、違うんですか?」
どうしてもそういった印象があるかもしれませんが、プロ(ヘッジファンド)のファンドマネージャーは、どんな状況でも利益をあげられるところでは、利益を取りに来ます。
例えば、2007年と2008年をよく思い出してください。 証券会社で持っていた株も投資信託も、みんな暴落してしまいましたね?
その時、あなたは何をしましたか? すぐに売却して逃げましたか?
そのまま諦めて持ったまま、今なお塩漬けになっていますか?
彼ら(ヘッジファンド)は違います。 そんな状況だからこそ利益があげられるのです。
このファンドを見てください。 同じくオフショアファンドです。 それでは上記のようにSTEPを踏んでいきましょう。 (これまた面倒だという方は、とばしてしまってください。。)
STEP1)
「Register」をクリック。
STEP2)
「Please select your jurisdiction」で「Other Areas」を選択。
STEP3)
「Accept Disclaimer」にチェックを入れて、「Confirm」をクリック。
STEP4)
ここに必要事項を半角英数字で入力して、チェックを入れられるところはすべて入れて「Submit」をクリック。この画面はもう閉じる。
STEP5)
しばらくすると登録したメールアドレスへこのファンド会社からメールが来ます。 そのメールにログインIDとPWが書いてあるので、それをこちらのサイトで入力し、「Log In」をクリック。 (「Remember Me」にチェックを入れておくと、以降再度の入力は必要ありません。)
STEP6)
ログイン後の画面で各通貨とclassごとの数字が載っています。今回は「TULIP D USD」(個人投資家クラス)の右から3つ目「FACT SHEET」をクリック。 これでTulipというオフショアファンドのFactsheet(運用成績)が手に入りました。 見て欲しいのは、2007年と2008年の一番右「Year」というところです。
2007年: 39.38%
2008年: 50.87%
世界中の市場が下げている最中、もしあなたがこのファンドに投資していたとすれば、2年間であなたの資産は倍になってます。
あなたの証券会社で持っていたファンドの成績を開いて見比べてください。
そう、これもあなたがあの時点で、知っていたか知らなかったか、で出てきた差です。 よかったですね、これでこれからは「知らない」ということはなくなったわけです。 次回はオフショアファンドの一つ「元本確保型」ファンドのお話です。 「元本保証」とは違いますよ。
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