【資産運用Q&A】投資信託は長期投資向きの商品?
<Q.>
投資信託をはじめました。
窓口の方の説明では、投資信託は基本的には長期持つことによって、安定した利益となる。とおっしゃっていました。
1年前から投資信託をしている友人と一緒に窓口へ行ったのですが、上記のようなことを言ったにもかかわらず、同席した友人に「1年間なんにも売り買いしていないすか?この商品なんかは、もう売却して利益確定してもいいと思いますよ」と言っていました。
どうも矛盾しているような気がします。
それとも長期持つ、という意味がちがうのでしょうか?
売り買いしながら、長期運用していくといういみでしょうか?
自分が始めてみて、どうしたらいいのかわからなくなってしまいました。
投資信託も多くの人がやっているように毎日為替相場をみて、売るだの買うだの、って考えてやるものなのでしょうか?
<A.>
はじめまして、投資アドバイザーの河合です。
海外へ行っていてご回答が遅くなりました。
まず投資信託はただのセット販売するための商品だと思ってください。
中身は以下のようなものが入っています。
・株
・債券
・不動産(REIT)
・コモディティ(商品)
・為替
つまり組み合わせによって、長期投資していいものもあればそうでないものもあるため、一概に投資信託が長期投資向けの商品かどうかは言えないことになります。
次にこの投資信託を購入する窓口となっている銀行と証券会社ですが、彼らは販売会社のため売買をたくさん繰り返してもらうことではじめて収益(コミッション)があがるようになっています。つまり最初は安心感を売るため「長期投資できますよ」と言いますが、ある程度経つと(金融庁からは1年以内の売却を規制されていますのでそれ以上)、「利益が出ているので売却しましょう」or「損しているのでこの商品はよくありません。こちらの商品にしましょう」となり、運用がどうなろうが問題ではなく次の投資信託が売れるかどうかが問題となっているのが現状です。
私も野村證券で働いていた人間ですが、こういった実例をブログでもご紹介していますので、時間があれば見てみてください。
※私のブログ
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会長&投資アドバイザー
河合 圭
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