【資産運用Q&A】100万円の預け先(教育資金の確保)
<Q.>(29歳 既婚女性)
はじめまして。
普通預金に100万円程貯金ができ、今後の教育費として貯めていくつもりなのですが、
その預け先を定期預金、養老保険、個人向け国債のようなリスクの低いもので考えています。どのようなものが一番効率良く貯金できるでしょうか。
<A.>
初めまして、投資アドバイザーの眞原です。
教育資金を準備する方法としては大きく2つあります。
1つは、◯◯さんのお考え(質問)である「100万円などを一括で貯蓄(もしくは運用)する」方法。もう1つは、満期時期をお子様の教育資金に充てられるよう、月々一定金額を積立投資する方法です。
まず先に、ご質問の各商品性とついて回答します。
定期預金
大手銀行よりもネット銀行の方が高い金利ですが、それでも約0.2%/年なので、100万円を預けて2,000円程度です。
養老保険
おおよそ学資保険と同様で、養老保険は満期保険金と死亡保険金が同額という保険の仕組みです。(学資保険の場合は、親が被保険者=契約者となり自身が死亡した場合には保険料が免除となって満期金が支払われ、貯蓄性が高いです。)
個人向け国債
5年固定:0.11%、10年変動:0.34%です。ほとんど銀行定期と変わりません。
上記3つに関しては、基本的にゼロ金利の日本国債で運用しているので(預けているので)、結局のところ微々たる金利しかつきません。その結果、今後仮に日本が更に円安になって生活用品なども物価上昇となれば、円資産自体は目減りすることになる点には注意が必要です。(あくまで上記は名目金利なので、物価上昇を除いた実質金利でお考え下さい。)
そこで、リスクを減らしながら効率よく教育資金を確保するためには、元本確保型の積立投資という考え方があります。
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例えば今ある100万円からでも月々一定金額を積立投資し、15年間という期間で少なくとも140%の元本確保が可能なので、これからの教育資金の準備には合っている資産運用方法になります。
時間は二度と戻って来ないので、投資効率(本当に預貯金だけで良いのかどうか)を考えた上で、◯◯さんのお考えに沿った預貯金、資産運用をお勧めします。
代表&投資アドバイザー
眞原 郁哉