【資産運用Q&A】今後の資産運用について(資産運用としての生命保険)
<Q>
独身26歳、会社員勤務の女です。
アパートに母、妹の3人で暮らしています。
手取り15万、貯金は定期に400万。
少しでも資金を増やしたいと、外貨貯金・投資信託に手を出しましたが、現状はマイナス。ナンピン買いを繰り返し、現在100万ほど所持しております。
結婚の予定は今のところありませんが、母も若くなく、私が扶養しています。
父と母は借金が原因で2年前に熟年離婚。母の貯金はほぼ父に使われてしまっており、慰謝料も取れる状態ではありませんでした。
従って、母の介護なども含め、今後も自分が何とかしなければと考えています。
先日、銀行で終身保険をすすめられました。
年17万で5年払込みタイプ。5年以内で解約した場合は元本割れを起こしますが、6年目以降であれば、払込みプラスの収入が見込める商品です。
外貨・投資信託で失敗している分、リスクが少ないものが良いと考えていたので魅力的だと考えていました。
ただ、現在の手取りで計算すると、年間の貯金に回せる金額がほぼなくなる状態です。
今の仕事は昇給の期待はできません。朝から夜まで拘束時間も長く、帰宅後や休みの日に自宅で仕事をする割合も高いため、精神的・体力的に不安定であるため、転職も考えています。
そうなると、下手に手を出さない方がいいのかと悶々としています。
アドバイス宜しくお願いします。
<A>
はじめまして、投資アドバイザーの河合です。
まずは〇〇さんのご年齢から資産運用のことを考えられるのはスバラシイことだと思います。ただおそらくまだ投資開始してからの期間が短かく、今円高&株安のタイミングなので、このように少し後悔しているような形になっているものと思います。
〇〇さんにとって大事なポイントは以下の2点です。
1)資産形成は短期ではなく、長期で考えなければいけない。長期で考える場合、ドルコスト平均法で時間分散ができ、リスクを抑えながらの安定的な資産形成ができることになります。
※ドルコスト平均法についてはこちら
2)日本の生命保険(終身保険)の中での運用先はほぼ100%日本国債なので(ゼロ金利政策中)、資産運用として日本の生命保険を使うのはまったく意味がありません。生命保険会社に支払う手数料が余分なだけとなります。
おそらく答えとしては海外積立投資が〇〇さんにとっては一番いいとは思いますが、今の収入と支出の状況ではまだ何もされず、余裕資金が毎月一定額出てくると見えてきた時に始められても遅くはないと思います(もしくは今すでに貯蓄されている資産も積立投資に充てていくということもできますが)。
※海外積立投資についてはこちら
あとは現在投資先の外貨はそのままにされるとして、投資信託については銘柄によっては売却することも考えなければいけないと思われますので、お気をつけください。
追加で相談のご希望などありましたら、またお気軽にこちらよりご連絡ください(無料)。
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会長&投資アドバイザー
河合 圭