【資産運用Q&A】「HSBCインドネシア債券オープン」について
<Q.>(2014年6月時点)
HSBCインドネシア債券オープンについて。
上記債券を保有しています。7月に大統領選挙がありますが、
野党が有利との報道ですが、選挙までに手放すべきでしょうか?
<A.>
はじめまして、K2 Investment の眞原と申します。
ご質問にお答え致します。
まずは、ファンドの運用状況からご確認下さい。
※『HSBCインドネシア債券オープン』月次レポートより
基準価額:7,834円(6/9)
純資産総額:440億円
分配金累計額:3,310円
ファンドの運用として注意する点は、インドネシア・ルピアの為替推移です。
元々、新興国資産(インドネシア)はハイリスク・ハイリターンな部類に入ります。この為替水準や債券の格付け、株式に影響を与えるのが、質問内容の「選挙(政治的要因)」となります。
現在の所、第1党の闘争民主党が擁立するジョコ氏の対抗馬として第2党のゴルカル党の支持を得ているブラボウォ氏との争いのようですが、前者のジョコ氏が大統領になった場合にはマーケットとしてはポジティブに捉えると思います。(具体的にはジャカルタ株の値動きで、3月にジョコ氏が大統領候補に指名された約3%上昇し、プラボウォ氏が有力対抗馬に突如躍り出た直後の20日には3%近く値下がりしたという事実から)
いずれにせよ、どちらの候補者が大統領になるのかは不明瞭な点も多いので、どちらかに賭けるというのではなく、ご心配であれば今のうちに売却(確定)をして、リスクを減らして異なる資産で資産運用をされる方が良いと思います。
代表&投資アドバイザー
眞原 郁哉