【資産運用Q&A】「インドの経済投資環境」について

<Q.>(2014年5月時点)
インド投信今後どうなると思いますか?


<A.>
はじめまして、K2 Investment の眞原と申します。 ご質問にお答え致します。

 ご質問は「インド投信」についてですが、ファンドの銘柄や運用会社など詳細が分かりませんので、拡大解釈として「インドの経済投資環境」についてということで情報をお伝えします。

 「インドの経済投資環境」について、まずポジティブな側面は直近のインド総選挙です。インド企業寄りのインド人民党(BJP)が勝利を収めたので、それを好感してインド株式マーケット(SENSEX指数)は過去5年でも最高値を捉えるほど上昇しています。マーケットとしては好感しているということです。(添付画像)

 インド株式投信において投資信託(ファンド)で資産運用をしている場合は、まずは利益確定をされる方が良いタイミングです。特に新興国資産の場合は、政治次第で株価のボラティリティ(ブレ)が生じやすく、またカントリーリスク(テロ、デモ、ストライキ、その土地による天災など)からの影響も大きいので、確実に利益確定をされる方が良いと思います。また、もしくは海外積立投資においてドルコスト平均法を活用して月々一定金額を投資する方法では時間的リスク分散に繋がります。

※『河合圭のオフショア投資ブログ(ドルコスト平均法)』について

 一方、全てを楽観的に考えられないのが現状のインド経済投資環境です。
ネガティブなポイントは大きく3つ考えられます。

1.)政治汚職
2.)高いインフレ率
3.)経済成長鈍化

 上記3点は全て連動していますが、まずモディ新首相の下で、政治腐敗(汚職)をどれだけ減らして行けるかがインド経済成長に影響してきます。特に新興国はどこでも政治腐敗がありますが、これもカントリーリスクの1つに入ります。また3回連続で利上げしているにも関わらず、インフレ率は約10%程度と高止まりしており、物価高により国民の不満や経済減速にいち早く対処する必要がありそうです。またインフレ(=通貨安)に大きな影響を与える米国のQE3(量的緩和政策)の縮小にも注意を払う必要がありそうです。

 結論をまとめると、選挙以前と比較するとインド経済の成長余力は拡大しているものの、引き続き国内の政治的問題を始め、金融政策の舵取りの難しさなどがネガティブ要因です。インド投信(インド株式投信など)はハイリスク・ハイリターンな新興国資産に違いはないので、質問者さんのポートフォリオにどの程度組み入れて運用するかをしっかり考えて資産運用される方が良いと思います。

 

代表&投資アドバイザー
眞原  郁哉

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