【資産運用Q&A】「マニュライフ・カナダ債券ファンド(愛称:メープルギフト)」について
<Q.>(2013年5月時点)
マニュライフ・カナダ債券ファンド(愛称:メープルギフト)について。
なにげな~く、証券会社のサイトを見ておりましたら、高額な配当をだしているファンドがこちらでした。
(毎月分配ファンドです)私は、カナダの債券市場には疎く投資経験はありませんが、これほど儲かるものなのかと、感心半分、疑い半分、な心境です。また、マニュライフという会社も、かなりの大手のようですが、あまり馴染みのない会社のように思います。
さて、質問なのですが、カナダ債券市場というのは、高額配当を継続できるほど魅力的(ハイリターン)な市場なのでしょうか?また、このファンドの信頼度といいますか、信用度、的なものはいかがなものでしょうか?教えていただけると嬉しいです。
※毎月分配ファンドがタコ足で税金的に不利なのは理解しています。
<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原と申します。
ご質問にお答え致します。
まず、マニュライフ・カナダ債券ファンド(愛称:メープルギフト)の商品性の確認の為に、弊社から情報発信をしているので、下記ブログをご参照下さい。
※『投資信託(ファンド)で資産運用ブログ(マニュライフ・カナダ債券ファンド(愛称:メープルギフト)』について
肝心のご質問への回答ですが、カナダの債券(国債)は金利が2%に満たない利回りですが、このファンドは社債で運用をしているので、直接利回りベースで約5%を確保できているようです。一方、ファンドの運用益自体は、債券利回り部分よりも為替変動による為替差益の要因が大きいので、直近の分配金(500円)のような分配を続けられる訳ではないと思います。また投資される際には分配金の多さではなく、基準価額の上昇がしっかりしている(将来上昇していく)ファンドで運用される方が良いです。
下記ブログは弊社会長の河合圭が過去に分配金についてまとめているので、ご参照頂ければと思います。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(投資信託の基準価額と分配金)』について
また、ファンドの信用度に関するご質問ですが、マニュライフ社自体は信用格付けでAA-(S&Pより)なので健全性は高いです。また前提として、ファンドスキームを組んで運用されているこのようなファンドやオフショアファンドは、ファンドの運用会社と管理会社(カストディアン)が別々になっていて資産は分別管理されています。その点からもファンドの信用などに問題はないと思います。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(ファンドの分別管理)』について
代表&投資アドバイザー
眞原 郁哉