【資産運用Q&A】「毎月分配型投信の売却時期」について
<Q.>(2013年5月時点)
40歳会社員です。毎月分配の投信を購入し保有しています。購入価格は約700万円、現在の価格は800万円です。分配金は先月8万円でした。全20銘柄でリート5割、株式債券5割です。現在の状況が続くとは思えず、このまま保有していればよいのか迷っています。分配金はその都度毎月配当の投信の購入に費やしています。どう対応していればよいのかご意見をお願いします。
分配金を再投資するのであれば、毎月分配ではない商品に配当を当てていく考えでも良いのでしょうか?それとも保有分を売却し乗り換えの方が良いのでしょうか?
<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原と申します。
ご質問にお答え致します。
質問者さんが投資されているファンドが具体的にどのような投資信託なのか分かり兼ねますが、結論としては、利益確定が可能な時には利益確定をオススメします。更に、年間目標リターンに達しているようでしたら尚更、売却をオススメします。
売却された後は、質問者さんの年間目標リターンにもよりますが、2〜3%/年間程度でしたら豪ドル債券や外貨MMFなどで金利を取る運用で良いと思います。またそれ以上のリターンを安定的に求められる場合は、オフショアファンドへ投資されるのが良いと思います。
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また、分配金については、注意される方が良い項目があります。下記は過去に弊社会長の河合圭が分配金についてブログ記事でまとめていますので、ご一読下さい。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(毎月分配型の分配金の再投資)』について
※『河合圭のオフショア投資ブログ(普通分配金と特別分配金)』について
※『河合圭のオフショア投資ブログ(基準価額と分配金)』について
上記をご参照の通り、毎月分配型投資信託は非効率な運用ですので、ほとんどの方が分配金を必要ではありません。ただ例えば退職後に月々の収入が無い方が、単なる貯蓄の取り崩しというよりも毎月分配型に投資して分配金を受け取りたいという考え方はあります。この場合にも元本払戻金(特別分配金)になってしまいますと、月々の預貯金取り崩しとほとんど同じです。
中長期的な資産運用においては、質問者さんが「何パーセントの年間平均リターン」を目指して運用をされているかなどが重要です。これによって、投資しても良い先とそうでない先が決まってきます。
代表&投資アドバイザー
眞原 郁哉