【資産運用Q&A】「フィデリティ・日本配当成長株・ファンド」について
<Q.>(2013年5月時点)
2003年2月、銀行員の同級生にこれはいい!と夜まで押しかけ薦められ・・定期預金全て解約し~ノッテしまった馬鹿な・・いえ、ついてないワタシです・・一時評価価格が半額になった時にいつも間にか転勤した同級生を恨んだことも。他は損失覚悟で解約しましたがこれは投資した金額が大きいので塩漬けに。
このところの株価上昇で呼吸も楽になり、明日にでも解約したと思う日々ですが(2013年)7月末まで解約待つべきでしょうか?アベノミクス効果期待度、まだ大でしょうか?こんな質問してすみませんが心の支えが欲しく予想で充分です。お願いします。
スミマセン・・今確認したところ2006年の2月24日でした。(目が悪く眼鏡せずでした)夕べ・・あれから10年も経つのかと自分でもびっくりしてました。同級生も相談相手にもならず縁を「絶つ」という状況で・・そうです・・選挙でもう少し?を期待した次第ですが・・一応只今の損失(配当金含め40万・・)悪い時期でした・・本当に。
<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原と申します。
ご質問にお答え致します。
まず質問者さんも既にご確認されていると思いますが、投資されているファンドの直近の運用報告書を確認してみましょう。
※フィデリティ・日本配当成長株・ファンド(分配重視型)月次レポート
組入銘柄 :78銘柄
セクター上位比率 :電気機器、化学、銀行、情報通信など
組入銘柄 :三井住友FG、日立、いすず、TDKなど
株式資産(株式投信)はハイリスクハイリターンな資産なので、投資されてからの10年間は個別銘柄では上昇し続けている銘柄もある一方で、日本株式指数は下落し続けています。つまり、質問者さんのように、ほとんどの日本株式に関する株式投資信託の運用パフォーマンスは良い成果を上げていないのが現実です。下記は弊社会長の河合圭が過去のブログ記事でまとめているのものです、ご参照頂ければと思います。
※河合圭のオフショア投資ブログ(日本株が上昇しない理由?)について
ご質問の最も重要な部分への回答です。
まず7月の選挙あたりで一度日本株式は頭打ちになると予想されます。選挙前までは、現状の短期的な株高(円安傾向)は横ばいもしくはやや上昇して選挙を迎えられるような雰囲気にしてくるというのが大方の読みです。恐らくこのままの調子ですと自民党が選挙に勝ち、ねじれ自体が解消するので、今後の政府の施策運営にとってはプラスに働きます。選挙後に関しては株価調整をしつつ政府と日銀がどのような方針で動いてくるかによるので、選挙後には下期の株価の動きが変わってくると予想されます。
一度7月頃で売却を検討されるのが良いと思います。
最終的には、質問者さんがそもそもハイリスク・ハイリターンを求めて投資をするのを望まれているのかと言うのが大切なポイントです。具体的には下記のような項目を考えて中長期で投資できる投資を心がけられる事をオススメします。
・ご年齢
・現在の投資商品(金額、銘柄など)
・今までの投資経験(年数、商品など)
・今後の投資可能年数
・今後の投資可能金額
・年率目標リターン(何%など)
・オフショアファンドも投資対象に入れるかどうか?
・その他、投資や人生でどのようなことを目標に運用していきたい、など
代表&投資アドバイザー
眞原 郁哉