【資産運用Q&A】「野村カルミニャック・ファンド」について

<Q.> (2013年4月時点)
 野村證券で新しく「野村カルミニャック・ファンド」というファンドを募集していますが、どうでしょうか?ユーロ売り円買いコースと為替ヘッジなしコースとありますが、それぞれどういう場合に選べばよいですか?


<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
ご質問にお答え致します。

 野村カルミニャック・ファンドの商品性に関しては、弊社会長の河合圭がブログ記事にまとめたものがありますので、下記ブログをご参照頂ければと思います。

※『河合圭のオフショア投資ブログ(野村カルミニャック・ファンド)』について

 このファンドは世界中の株式、債券、為替へ投資をしているヘッジファンドのグローバルマクロ戦略です。

 グローバルマクロ戦略とは、マクロ要因からマーケットの変化や歪みを見つけてそれをパフォーマンスの源泉としる投資戦略です。有名どころでは、ジョージ・ソロスのクオンタムファンドの1992年の英国ポンド暴落やタイバーツ暴落が挙げられます。

※『河合圭のオフショア投資ブログ(グローバルマクロ戦略)』について

 話をこの「野村カルミニャック・ファンド」に戻すしますと、基本的には先進国の株式、債券、通貨に投資をしています。

年平均リターン:約6.8%
年平均リスク:約6.2%

 となっていて、伝統的資産(株式、債券など)と比較すればリスクが低くリターンが高い運用が出来ているファンドとなります。オフショアファンド(ヘッジファンド)のパフォーマンスと比較すれば、優秀とまでは言えないパフォーマンスかと思います。

 ただ、国内の運用においてこのようなヘッジファンド資産に投資されていない投資家が多いと思うので、一部資産の持っておいても良い資産ですね。

野村カルミニャック・ファンドに関しては、A,B2つのコースがあります。
それぞれの特徴は下記の通り。

Aコース「ユーロ売り円買い」の場合、日本の短期金利とEURの短期金利差が重要になります。
JPY短期金利 > EUR短期金利 →この場合、金利プレミアムが生まれプラスです。
JPY短期金利 < EUR短期金利 →この場合、金利コストが生じるのでマイナスです。

 つまり、JPYの短期金利が上昇してEURの短期金利が下落する時はこのファンドの最大のプレミアムが生じ、JPYの金利が下落してEURの金利が上昇すればマイナス幅がもっとも大きくなります。要は「円ヘッジ」のようなモノと考えると分かり易いです。

 Bコース「為替ヘッジなし」の場合、EUR/JPYにおいて円高ユーロ安になれば基準価額にとってはプラスとなります。つまり、円安ユーロ高になるとマイナス要因になるということです。

 今後、EURの推移がどうなるかによって、この投資信託の為替部分のパフォーマンスが変わります。

※『河合圭のオフショア投資ブログ(為替の長期トレンドの考え方)』について

 今後も直近のキプロス問題のような欧州債務危機の再燃(そもそも根本的な解決には至っていませんので)がぶり返す度に、EURは下落する余地が大きいですので、今後EURがどうなっていくかなどを証券マンに尋ねながら質問者さんの相場観を元に投資されるかどうかご決定される方が良いと思います。

 

代表&投資アドバイザー
眞原  郁哉

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