【資産運用Q&A】「JPM世界金融債券ファンド」について

<Q.>(2013年3月時点)

野村證券「JPM世界金融債券ファンド」について

野村證券で「JPM世界金融債券ファンド 円投資型1304」というファンドを募集していますがどうでしょうか?"国を代表するような一流機関への投資"がポイントのようですが、リスクはどのようなことが考えられますか?

<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原と申します。
ご質問にお答え致します。

 まず、全く同じではありませんがこの商品性を確認する為に、弊社会長の河合圭が過去のブログ記事でまとめているものがありますので、下記をご参照下さい。

※『河合圭のオフショア投資ブログ(日興 DWS グローバル金融機関債券パッケージ 2012-06 愛称:G-SIFIs)』について

ご質問のファンドに話を戻します。
特徴としては、

1.)購入手数料なし(解約手数料あり、6年経過後7年目から無し)
2.)グローバルなシステム上重要な金融機関G-SIFIsとその他金融機関への優先債や劣後債などへの投資
3.)毎月分配型ではなく、年4回分配型

平均最終利回り(為替ヘッジ後) 2.98%
平均直接利回り(同上 )4.20%
組入銘柄143
平均格付A
国別 米国45%、英国20%
通貨 米ドル63% ユーロ21%

 このような金融機関債への投資信託はこれまでに過去何度も販売されてきています。バーゼル規制に備える為に各金融機関が資本を必要としているからです。つまり、販売用資料に書かれている「国を代表するような一流の金融機関」という謳い文句は、あまり気にされなくて良いと思います。

 リスクについてですが、例えば欧州問題です。これはまだ根本的な解決に至っていませんので、直近のキプロス問題のような事が今後度々生じてくると予想されます。その度に欧州にある金融機関に対する信用不安が生じるので、格付会社の格下げなどが行われる事はリスクの1つとなります。この場合はこのファンドの投資対象である優先債や劣後債が売られやすくなり、ファンド運用へのマイナス要因になると考えられます。

 このファンドへの組入れ先の金融機関は、G20で決められた金融機関なので信用不安が高まっても「大きくて潰せない」部類となります。ただ、これについては今後見直しがされていくので、中長期で投資を考えられる場合はその動向にも注意する必要があります。

 また、6年以内の途中換金(恐らく証券マン売却セールストークによって7年目までの保有は考えらないです)の手数料が高いので、コストパフォーマンスを考えると割高な投資対象かと思います。


代表&投資アドバイザー
眞原  郁哉

PageTop

リアルタイム無料コンサルティング受付中お申込みはこちら

お申込みはこちら

無料メルマガ登録

河合圭の無料メルマガ

『最新投資情報』と 『オフショア 投資情報』を具体的なファンド名を 用いて公開中。




メールアドレスを入力後『登録』を押してください。

入門書(マニュアル)

オフショア投資入門書
海外積立投資入門書
海外口座開設入門書
オフショア資産管理口座入門書
スイスプライベートバンク入門書
元本確保型ファンド入門書

メニュー


弊社関連サイト

k2-holdings.jpg
k2-investment.jpg
k2-assurance.jpg
k2-partners.jpg
goldmember_banner.jpg
生命保険相談バナー