【資産運用Q&A】「海外移住における円資産」について
<Q.>(2013年2月時点)
海外移住における円資産
海外に移住を考えています。
日本の国家破綻なども近いと思いますし、円資産を全部売却しておいたほうがいいでしょうか?
<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
ご質問にお答え致します。
結論としては海外移住するにせよ、しないにせよ、全ての円資産を売却される必要はないと思います。通貨分散の考え方(資産分散の考え方)としては、一つの通貨資産に固めておくことが問題です。 つまり、海外移住した際にも一定額の円資産(為替、不動産など)を持つ必要はあると思います。ただ、海外移住をした場合には生活で円資産を使う事はほとんど無いと思いますので、総資産の中の円資産比率を少なくして外貨資産(お住まいの国の資産やUSDを中心とする先進国通貨への分散)を持つことが重要です。
また、質問者さんが考えられている「日本国家破綻」に関しては、日本国債の急激な金利上昇と大幅な円安などが想定できるのでこちらのヘッジをかけられる資産防衛が必要になってきます。日本がこの状況に陥れば、先進国や新興国にも多大な影響が出ると想定できるので外貨資産にも影響が及ぶからです。
一つの例としては、スイスプライベートバンクで口座で資産を管理する事が挙げられます。スイスプライベートバンク口座はどこの国に移住されても口座開設は可能ですし、歴史的にもスイスプライベートバンク口座は信用度が高く、このような危機管理に長けている点も評価出来ます。
下記は、弊社会長の河合圭が過去のブログ記事で分かりやすくスイスプライベートバンクについてまとめているので、ご一読下さい。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(スイスプライベートバンクの本当の使い方)』について
代表&投資アドバイザー
眞原 郁哉