【資産運用Q&A】「海外移住した場合の外貨資産」について
<Q.>(2013年2月時点)
海外移住した場合の外貨資産について
海外移住を考えています。
今の為替相場などを考えて、どの通貨で貯金しておくのがいいでしょうか?
<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
ご質問にお答え致します。
一言に海外移住と言っても移住先がどこかによって回答が変わります。ただ、今日本人の中でも移住先として人気が高いアジア地区においても現地通貨はもちろんのことUSDが国内で還流している国もあります(例えば、カンボジア)。加えて、貿易や世界的な為替取引における通貨供給量では圧倒的にUSDでの取引となります。やはり基本的にはUSD建ての資産が必要になってくると思います。
また「貯金」としてお考えされていますが、資産運用の観点からは外貨MMFが最も良いと思います。また外貨を保有する方法は下記のようにいくつかあります。
1.)外貨預金(税制面では外貨MMFには劣るが、海外でもそのまま外貨のままで引き出し可能)
2.)外貨MMF(税制面で為替差益非課税、但し、投資信託の一種なので円での受け取りになる。金利水準としても高い)
3.)外国為替証拠金取引=FX(外貨のままで受け取れるFX会社も数社ある。ただレバレッジ比率を上げる必要はない点とスワップポイントに気をつける必要がある。)
日本で貯めて、そのまま現地で外貨のまま使うという場合には、外貨預金で良いですね。
また、外貨の運用先については弊社会長の河合圭が過去のブログ記事にまとめていますので下記ブログをご参照下さい。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(豪ドルでの運用先)』について
移住される先の国がどこであれUSD以外に保有をオススメするのは先進国通貨です。
・GBP
・EUR
・CHF
・AUD など。
金利水準や為替変動などから、AUDは良いと思いますし欧州不安再燃を考えるとEURではなくGBPやCHFでも良いと思います。
代表&投資アドバイザー
眞原 郁哉