【資産運用Q&A】「変額年金保険」について

<Q.>(2013年2月時点)

年金保険について

銀行からやたらと年金保険を勧められます。
豪ドル建てでたしかにいい金利がつきますが、どうでしょうか?
豪ドルも高いように思えます。

<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
ご質問にお答え致します。

 年金保険(変額年金保険)は銀行や証券会社がここ最近特に力を入れて販売強化に励んでいる金融商品です(日経新聞の記事でも特集されています)。私があるお客さんから聞いたのは、そのお客さんが銀行へ記帳をしに行った時に、行員から「定期預金がそろそろ満期を迎える」との話をされて、同時に変額年金保険のパンフレットを渡され「加入はいかがですか」と勧められたという話や、証券会社で投資信託で散々損をしたお客さんからの話ではその方が「もう投資信託は嫌だ」という話をすると証券マンが変額年金保険を勧めに来たというお話です。

 ではまず、年金保険の商品の仕組みについて弊社会長の河合圭が過去のブログ記事でまとめているので下記をご参照下さい。

※『河合圭のオフショア投資ブログ(変額年金保険)』について

※『河合圭のオフショア投資ブログ(メットライフアリコ終身保険)』について

 また質問者さんが変額年金保険を運用ニーズで考えられる場合は、運用のニーズには合いません。具体的には、運用の中心がゼロ金利の公社債で運用されているため、ほとんど増えないからです。

 豪ドル建てであれば金利水準としては約3%程度つく終身保険の商品性かと思いますが、質問者さんもご指摘の通り現在は豪ドル高円安水準なので、特にこのタイミングで保険料を一時払いされるのはオススメできません。もし運用ニーズの為に金利を取って運用をされる場合には外貨MMF(年2.5%程度)や豪ドル債券(約4%/年・4年債)、さらに一括で支払うのではなく月々一定金額をドルコスト平均法や複利で運用できる海外積立投資の方が投資効率が良いと思います。

※『海外積立投資入門書(マニュアル)』のダウンロードはこちら(無料)

代表&投資アドバイザー
眞原  郁哉

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