【資産運用Q&A】ハイ・イールド債券について

<Q.>(2013年1月時点)

ハイイールド債について

証券会社にすすめられてハイイールド債というのを持っています。
最近はずいぶん上がってきていますが、まだ持っててもいいですか?


<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
ご質問にお答え致します。

 質問者さんが投資されている銘柄にもよりますが、基本的に「ハイイールド」は米国企業のハイ・イールド債券で運用している投資信託が多いと思います。

 ご質問への回答としては、利益が確定出来る場合は早めに確定する、つまり「売却・利益確定」で良いと思います。

 弊社会長の河合圭が過去のブログ記事で主要な各ハイイール債券投資信託についてまとめていますので、下記ブログをご参照下さい。

※『河合圭のオフショア投資ブログ(野村新米国ハイ・イールド債券投信)』について

※『河合圭のオフショア投資ブログ(野村グローバル・ハイイールド債券投信)』について

※『河合圭のオフショア投資ブログ(野村アジア・ハイイールド債券投信)』について

※『河合圭のオフショア投資ブログ(野村米国ハイ・イールド債券投信)』について

※『河合圭のオフショア投資ブログ(通貨バスケット選択型 グローバル・ハイイールド債券ファンド 大和住銀)』について

※『河合圭のオフショア投資ブログ(日興アジア・ハイイールド債券プレミアムファンド)』について

 他にもハイイールド系の投資信託はどこの証券会社からも販売されているので、質問者さんのお持ちの投信が上記のどれかに当てはまれば幸いです。

 そもそもハイ・イールド債券は、名前こそ債券ですが株式との連動性が高く、その性質は、「外国債券<外国株式」と捉える方が良いです。そもそも、企業や国の信用力が低い債券がハイイール債券なので、景気後退期にはそれらの信用力の低下に伴い価格下落の要因となります。景気回復期には信用度の上昇が見込まれるので、価格上昇の要因になります(現在の状況です)。デフォルト率としては、過去10年平均で4.6%、リーマン・ショック時には10%を超え、2012年年初で約2.3%程になっているとの事です。

 債券の性質としては、金利との連動もあるので、金利上昇局面(景気回復時)には債券単価は下落要因です。金利と債券単価、為替の経済学的な相関は以下の通りです。

金利↑ 債券単価↓ 為替↑
金利↓ 債券単価↑ 為替↓

代表&投資アドバイザー
眞原 郁哉

 

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