【資産運用Q&A】ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替ヘッジなし について
<Q.>(2012年10月)
ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替ヘッジなし
24年9月に100万円購入した、投信初心者です。
アメリカ大統領選挙が終わり、今後が心配です。
これ以上マイナスが出ない内に解約してしまうか、まだ持っていた方が良いのか分かりません...(今日現在マイナス約4万)
アドバイスお願い致します。
<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原と申します。
ご質問にお答え致します。
まず、この商品性の確認の意味で弊社会長の河合圭が過去にブログ記事でまとめておりますので、以下のURLをご参照下さい。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(ダイワ・US-REITオープン)』について
※『河合圭のオフショア投資ブログ(タコ足分配ランキング)』について
また、現在日本で販売されている投資信託で、毎月分配型の投資信託はタコ足分配(元金払戻分配=特別分配金)になりやすいので、ご注意下さい。
US-REITに影響がありそうな世界景気や米国経済については、結論としては現状では「未知」です。まず、米国大統領選挙が終わり年末に富裕層への優遇税制(ブッシュ減税)が失効して財政緊縮策が打たれるとの懸念(財政の崖)があるので、USD/JPY為替動向や米国株式市場にとってはどのようなインパクトがあるか想定し難く、オバマ大統領の第2期目の一般教書演説(今後4年間の政治所信表明など)の蓋を開けてみなければ想定し難いというのが現実です。
今後の大まかなな流れとしては、
1.)継続して金融緩和策+貿易拡大策(ドル安政策)
2.)あふれたマネーの向かう先は、投機的にコモディティ(金など)や世界中の株式市場へ流入
というのは変わらないと思います。
REITについて、米国人は総資産のうち株式資産などの含み益から消費行動を増やす国民性なので(資産効果)、米国株式市場が堅調に推移していかなければ、住宅環境(住宅REIT)や消費行動(ショッピングモール系REIT)にとってはプラスには働きません。その当りに留意しながら資産運用されるのをオススメします。
代表&投資アドバイザー
眞原 郁哉