【資産運用Q&A】短期豪ドル債オープンについて
<Q.>(2012年9月時点)
大和住銀の短期豪ドル毎月分配型を100万で銀行をとおして購入しました。
2011年5月の購入なので、為替レートが1ドル87円、基準価格が7900円で、213口保有してます。先日分配金100円が70円に下がったので12000円、月にもらっていた分配金が今、月に8900円くらいになってしまい基準価格も6400円台とかなり下がってしまいました。
今後も保有すると損をかなりしそうなのでここで売却しようと思いますが、ずばり現在、今までの分配金をすべて含めても元金が割れて約80000円のマイナスですが今後の長期的な見通しでマイナスを取り戻しはできますでしょうか?
<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原と申します。
ご質問にお答え致します。
まずは短期豪ドル債オープンの商品性について弊社会長の河合圭が過去のブログ記事にまとめておりますのでご確認下さい。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(短期豪ドル債オープン)』について
ご質問の結論としては「取り返すことは出来ません」(もちろん100%の断言は出来ませんが、ほぼ無理と考えて良いでしょう)。そして、中長期的な観点からであれば尚更厳しくなります。理由としては以下の通りです。
質問者さんは上記の投資信託のように毎月分配型で運用されていますが、本来は毎月分配型の投資信託で資産形成をする必要がない投資家(本来の資産形成の観点からはほとんどの方が毎月の分配金など必要ありません)が毎月分配型投資信託を保有して運用が上手くいっていないという現状があります。
質問者さんもご存知の通り現在は特に毎月分配型の投資信託の大半がタコ足分配(元本取り崩し=特別分配金)になっています。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(特別分配金と普通分配金)』について
※『河合圭のオフショア投資ブログ(毎月分配型ファンドのタコ足分配ランキング)』について
やはり投資目標(年間何パーセントリターン、リスク目標なのか、今後何年間投資可能なのか、投資可能金額はいくらなのか)などをハッキリさせた上で資産形成される事をオススメ致します。
代表&投資アドバイザー
眞原 郁哉