【資産運用Q&A】投資信託の乗り換えについて
<Q.>
投資信託の元本がマイナスとなっている場合の、他の投資信託への買い替えについてなのですが、今、二つの投資信託をやっていて、どちらも元本が購入時よりマイナスとなっていますが、最近になって片方の投資信託のマイナス分が、だいぶ少なく(解消)なってきていますが、もう片方の投資信託のマイナス分は、まだ多いです。
その状況で今、投資している投資信託のどちらかを、別の投資信託に買い替える場合、元本マイナス分の少ない方と多い方では、どちらを買い替えるのが良いといますか?
<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
質問にお答えします。
まず損切りについてですが、弊社会長の河合圭が以前のブログ記事でまとめていますので、下記をご参照下さい。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(損切り)』について
また、投資信託の乗り換えについても弊社会長の河合圭が以前のブログ記事にまとめていますので、下記をご参照下さい。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(ファンド乗り換えの法則)』について
質問者さんがご自身で選択した上で他の投資信託へ乗り換えるとのお考えかもしれませんが、基本的に(特に毎月分配型投信から)同じく他の毎月分配型投信へ乗り換えをしても、結果としては今後も同じような乗り換えを繰り返すだけになります。
その理由として、毎月分配型投資信託は多くの場合がタコ足配当(元本取り崩し)になっています。また、株式投資信託の場合も同様に現状、基準価格上昇の為運用が出来ておらず多くの投資信託の基準価格は上昇しにくい状況です(それでも分配金額を減らさない・止めないから結局は基準価格が上がらず、今後も質問者さんの現状のようになる可能性が高いです)。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(毎月分配型ファンドのタコ足分配ランキング)』について
最終的に損失が少ない方を損切りするのか大きい方を損切りするのかは、行動ファイナンスの分野になってくると思いますので、詳しくはご説明しませんが、最終的にご自身でしっかり合理的に判断して決められるべきです。
どちらにせよ、どちらの投資信託を売却するもしないも「実損を確定する」ということですし、また今後上昇の余地があるとのことであればそのまま保有していて良いと思います。
代表&投資アドバイザー
眞原 郁哉