【資産運用Q&A】日本が破綻する場合、円資産のみでは危険ですか?

<Q.>(2012年6月時点)
 最近「日本は破綻する!暴落する! 円で預金がたくさんある人は大損する」などと主張し不安を煽り、 暗に外貨で資産を推奨するような金融アナリストやマスコミの主張を見ます。本当に円資産を止めた方が良いのでしょうか? 何か極端過ぎて胡散臭く感じます。何故 あのように不安を煽るのかな。


<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
質問にお答えします。

 不安を煽る理由として考えられるのは、それぞれの立場から踏まえて、以下の⑤項目かと思います。

①金融機関のポジショントーク
②学者、アナリストやコメンテーターの売名
③政府関係者(政治家や官僚、その他利害関係者)
④本当に日本が危ないと信じている
⑤万が一の為


 ファンドマネージャーや金融機関として、プレス(ニュース記事)に対して、「私は、○×○×についてはこういう見通しです」や「こう考えて投資しています」というのを公開して、他社への牽制や投資家への喚起をしている面もあると思います。


 アナリストや経済コメンテーターは自分の名前を売って仕事をしているので、注目に値するようなコメントが必要になります。勿論それは、客観的なデータを元に情報発信しているのかも知れませんし、あくまで予測の範囲内でのコメントかも知れません。
学者にとっては、研究対象について公開出来るチャンスに繋がるかも知れません。


 目下議論中の「消費税議論」への国民へのプロパガンダ(結果的に?マスメディアを使っての一種のインプリンテングも含め)があります。要人が「国債暴落」や「日本破綻」と言えば「消費税増税も止むなし」と国民に思ってもらえるので、増税がし易くなります。増税によって直接的な恩恵を受けるのは各省庁であり、政治家です。また日本国民は「耐える」事が得意な民族性があるようなので、論理的に筋が通らない事でも納得してしまう傾向があると思います。例えば、「国債暴落」「デフォルト」の定義すらも曖昧なままで議論され、新聞記者もその様に鵜呑みにして(もしくはそのようなスタンスで)記述している記事を読んで納得してしまう等です。


 純粋に「日本国債の危機」を信じている(懸けている)人たち。
 歴史を学び、経済に精通していて客観的なデータを元に判断している人や、はたまた流されて判断している人と様々いると思いますが、そう心から信じている人もいると思います。実際にこの日本も戦後間もなくデフォルト(債務不履行)に陥っていますし、財閥解体やハイパーインフレを経験した年代の方々もいます。余談ですが一度ハイパーインフレを経験した事があるブラジル人の大半は、日本人のように「タンス預金」は決してしないらしいです。過去に紙幣が紙切れの価値になった事がある経験ですね。また、日本国債の危機を信じている人たちは(もちろん全員ではない)、借金を背負っていたりします(金利上昇、国家破綻になれば借金は帳消しになると信じていますから)。

弊社会長の河合圭が、ブログ記事で世界の破綻国について分かり易くまとめているので、下記をご参照下さい。

※『河合圭のオフショア投資ブログ(世界のデフォルト(破綻)国〜1960-2008年(戦後))』について



 恐らく、これが本筋かと思います。「金利の急激な上昇は起こらない方が良いとは思う一方で、今の与野党含めて政治体制の下で、少子高齢化(特に労働人口が減って行く中で)が進み、社会保障を当てにし難くなる中で「万が一」に備えて「円資産」以外も保有しておこうとする人です。実際にハイパーインフレが生じるかは分かりませんが、「備えあれば憂いなし」という事です。こちらも弊社会長の河合圭が分かり易くブログ記事にまとめていますので、こちらもご参照下さい。

※『河合圭のオフショア投資ブログ(ハイパーインフレ)』について

 「国債暴落」や「金利上昇」という言葉のみを鵜呑みにすると、「この世の終わり」の如く不安を煽りますが、実際に、それらの定義は曖昧です。ただ、「暴落しない」という論者を信じて対策を講じなかったとして「万が一」が起こっても残念ながらその論者は責任は取ってくれません。だからこそ、自己責任のもとで判断を下す必要があると思います。


代表&投資アドバイザー
眞原 郁哉

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