【資産運用Q&A】社債とは?
<Q.>
社債とは、何ですか?
<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
質問にお答えします。
社債についてですが、社債、株式、借入の相違点、共通点の観点から回答します。まず、大前提として「社債」は発行体からすると、分かりやすく言えば、「借金」のことです。
【社債と株式の相違点】
1.社債はどの企業でも発行可能な一方、株式は株式会社のみが発行可能。
2.発行体は社債の返済義務は生じる一方、株式にはその義務が生じない。
3.発行体にとって社債は調達コストが基本的に確定している一方、株式は確定していない。
【社債と借入の共通点】
1.償還もしくは返済までの期間があらかじめ設けられている。
2.借り手からすれば、社債も借入も資金調達の手法である。
3.借り手は調達コストを税務上、損金に算入可能。
【社債と借入の相違点】
1.社債は有価証券で流動性がある一方、借入は有価証券ではないので流動性がない。
2.社債は小口でも不特定多数から資金調達可能な一方、借入は原則として一つの金融機関のみからの資金調達になります。
また、社債とは少し商品性が異なりますが、転換社債(CB)という社債と株式の間(株式に転換出来る社債)の性質を持つものもあります。
こちらに関しては、弊社会長の河合圭が以前のブログ記事で分かりやすくまとめておりますので、下記のURLをご参照下さい。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(転換社債(CB)とは?)』について
代表&投資アドバイザー
眞原 郁哉