【資産運用Q&A】米国REIT市況について
<Q.>(2012年5月時点)
米国の不動産市況は現況と今後についてはどうですか。
現状は米国不動産市況はサブプライムローンの関連も一段落したと聞きました。
証券会社から米国のREITのファンドを薦められていますが、如何なものでしょうか
<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
質問にお答えします。
直近(2012年6月1日)不動産市況についてのニュースが出ていましたので、下記URLをご参照下さい。
※米国で住宅の損切り売却が加速ー差し押さえ上回る勢い(Bloombergより)
REITの投資信託を薦められているとの事ですが、そもそもREIT(不動産投資信託)は商業モール、オフィスビル、集合住宅など多岐に渡るセクターに投資しているので、一様に「米国不動産市況」と一括りでまとめる事は出来ないと思います。全体感として「不動産市況」は経済全体的な指標(遅行指数=遅れて後々反映される指標)として認識されていますので、今後を見据える場合には今後のアメリカ経済全体がどうなって行くのかに注目しなければなりません。
また、基本的にREITという投資商品性として、株式投資と同様にハイリスク・ハイリターンの投資対象であると認識した方が良いです。
米国株式相場が上昇して行くならREIT市況にも投資資金が流入し、相対的に上昇していきますが、今の様に下落局面におていは株式と同様に下落していきます(資金流出=リスク・オフの動き)。加えて米国REIT場合には、ドル円の為替変動の影響も受ける事を考慮に入れる必要もあります。
また、弊社会長の河合圭が以前にブログでREITについてまとめていますので、下記URLをご参照下さい。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(REITとは?)』について
K2 Investment Co.,Ltd
代表&投資アドバイザー 眞原 郁哉