【資産運用Q&A】確定拠出年金(401K)と積立投資の考え方とは?
<Q.>
主人の会社で確定拠出年金が始まったのが2006年。
かなりの一時金とその後は月々5万円の積立てででした。
日本債券のファンド以外は暴落し、現在800万円超の損失。。。
3200万が2400万まで下がっています。
もう涙が出そう。
将来的に持ち直せるでしょうか。
DIAM外国株式インデックスや外国債券...超円高時代が来たら、恐ろしいことになりますね。
また、7つのファンドに分散投資しましたけど、これからの積立てはほとんど定期預金(0.03%)に変更しました。
しかし、スイッチングは怖くてできません。一度墓穴を掘ったので。
<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
質問にお答えします。
まず確定拠出年金(日本版401K)は企業型の場合はこの制度を採用した企業は運用リスクを負わずに済むとの点で、従業員(投資家)に投資判断を丸投げ出来る制度です。
質問の要点が不明確なので、「将来持ち直せるか」に焦点を絞ってお答えします。
7つのファンドに分散されたと記述されていますが、どのアセットクラス(株、債券、REIT)にどの位の割合で分散しているかが重要です。リスクが片寄って運用している場合は、マーケット環境の影響を直接受けてしまいますので、今のような結果の一因になっていると思います。
本来は積立投資をしていけばドルコスト平均法を用いられるので、取得コストを低減させる効果があるはずです。ドルコスト平均法について、弊社会長の河合圭が以前にブログ記事でまとめているので、下記URLをご参照下さい。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(ドルコスト平均法)』について
足下は円高の煽りを受けているので外貨資産で運用しているよりも、円建ての方が良かったとの結果にはなります。ただ歴史的に見て、為替に関しては相対的に上下するものなので、中長期(5~10年)で考える必要があり、資産形成をしていく上では悲観する必要はないと思います。
為替についても弊社会長の河合圭がブログ記事でまとめているので、下記URLをご参照下さい。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(為替リスクとは?)』について
結論として「将来持ち直せるか」は分かりません。
その理由は、質問者さんがどの程度のリスクを取って、投資期間をどうするのか、401K以外に「資産形成」をどう考えていくのかが最も重要です。
悲観しても、失った800万円は返ってきません。
一方で、「持ち直すように運用する方法」はあります。
投資商品を学ぶのではなく経済原理を学び、資産形成をすることが必要です。
K2 Investment Co.,Ltd
代表&投資アドバイザー 眞原 郁哉