【資産運用Q&A】オフショア(海外積立投資)と国内積立投資について
<Q.>(2012年5月時点)
オフショアの積み立てと、個人年金の積み立てについての違いがよくわかりません。オフショアは高利回りなのでいいという話を聞きましたが、為替には変動があるので実際のとこどうなんだろうと思うようになりました。
セミナーでは一ドル100円で計算していたので、十年の積み立てで資産が二倍になるとか、いいようにせつめいされていましたが、実際1ドル80円くらいなので、結構な金額の誤差があるんじゃないかと思いました。また、これから円高円安どちらになるのかもわからないのですが、いい方向に来るのでしょうか。最近では、香港などに口座を移したりする人が増えているようですが、あまり経済についてわからないのでわかりやすく言うとどんなことがおこっていて、私は今何をすべきなのでしょうか。
積み立てでも初めは親にやりなさいと言われこんないいものがあるんだと思っていましたが、次に海外投資を知りさらにいいものが出てきて、積み立ての途中解約はそんなので、結局は、どんどんいいのが出てきそうで、何をしたらいいのかわかりません。
またほかにも投資がいろいろあって、まよっています
<A.>
はじめまして、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原と申します。
ご質問にお答え致します。
以下、弊社会長の河合が以前にブログ記事にまとめたURLをつけて回答致します。
オフショアでの積立は国内とは違い、複利運用が出来るので日本国内と比較した際には高利回りと表現出来ます。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(複利運用)』について
確かに、為替について変動がある事は積立投資における「リスク」と考える方もいらっしゃるのは事実です。ただし、積立においては、いわゆるドルコスト平均法を用いて平均買い付け単価を安くする効果が見込めます。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(ドルコスト平均法)』について
今後の円の価値が、円安か円高かという議論には様々な見方がなされています。
1.話題の日本国債暴落の観点から
新聞紙面や書籍だけを捉えるならば、『いつ日本国債が「暴落」するか分からず、暴落すれば円安に進むという見方。』一方で、『日本の国債は日本人が持っていて(実際は銀行)暴落はしないから今のドル円の水準(むしろもっと円高)である』という見方。論者によって真逆の見方がなされています。恐らくどちらが正しいとか間違っているとかは、正直なところ先々にならないと分かりません。現状のみの情報を捉えて議論がなされています。前提として「国債暴落の定義」が曖昧過ぎるのです。
2.円資産と他国通貨資産の観点から
重要なのは「円資産」のみで持っていること、それ自体が何かあった場合に「リスク」であるという認識です。具体的に言いますと、敗戦国である日本は戦後まもなく一度デフォルト(債務不履行)しています。当時、財閥解体と共に資産家は円資産の価値を失ったとの歴史があります。その際にドル資産を持っていた方々は、現在の資産家になっていると述べている書籍もあります。
いずれにせよ、円高と円安ともに恩恵を受けられるように資産形成をしていく事が重要になってきます。
海外積立投資について、2010年の記事ですが弊社会長の河合が記事を書いておりますので、以下URLをご参照下さい。
※『河合圭のオフショア投資ブログ(海外積立投資の利便性)』について
さらにご関心がある場合には、以下URLから弊社の海外積立投資入門書(マニュアル)(無料)をダウンロードしてみて下さい。
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K2 Investment Co.,Ltd
代表&投資アドバイザー 眞原 郁哉